皆さまこんにちは。
ゆるゲシュはほぼ毎月、ゆるーく、阪神間で開催しています。
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昔々、日本では虹が現れた場所に市を立てなければならないという風習があったそうです。
虹は古代から、龍や蛇、水の神様として信仰され、富をもたらすものだと考えられてきました。
こうした象徴性を背景に、天の橋である虹を渡って神様や精霊がやってくるから、
その神々を迎えるために市を立てるのだ、と民俗学では解釈されているようです。
虹はたくさんの色彩が含まれている現象です。
さまざまな色が虹という現象には含まれています。
LGBTのシンボルがレインボーカラーなのも、
「世界にはたくさんの色があるよね、あっていいよね」
というメッセージが込められているのでしょう。
分離していたはずの色々なカテゴリーの存在や現象が、
日常の「これはこういうもんだ」を超えて結びつく場が虹であり、
市なのだと考えることができるかもしれません。
「場を立てる」のも、虹や市と似たところがあるでしょうか。
人と人が真剣に対話する場
自分と向き合う場
成長や変化を実感できる場
多様な感性や思考と交じわえる場
ただほっとする場
ゲシュタルト療法の「場」はそんな時間と空間を与えてくれます。
「男はこういうもんだ」
「女はこういうものだ」
「家族ってこうあるものだ」
「父親は、母親は、子供はこうあるものだ」
私たちは、さまざまな「こうあるものだ」「こうすべきものだ」に縛られています。
そういったカテゴリーに守られているのも確かですが、
ときどきはその縛りを脱いで、同じく日常のしがらみから離れた他者と関わりながら、
生身の自分がどう感じていて、どうしたいかということに目を向けてみるのもいいかもしれません。
一期一会、「今、ここ」の出会い、多様な存在の出会いをできるだけ、大切にしようするのがゲシュタルト療法です。
今日は、ゆるゲシュのメンバーも関わっているゲシュタルト療法のトレーニングコースおよび来年5月に京都で開催されるゲシュタルト・グループセラピー1Dayワークショップのご案内です。
1.ゲシュタルト・ネットワーク関西(GNK)
【日程】2023年12月2・3日~2024年11月
【場所】主に大阪市内(合宿以外は、中央区の南船場会館が主会場です)
【主催】ゲシュタルト・ネットワーク関西(GNK)
*第1回、第2回、第3回はオープン参加が可能です。
第1回(2023年12月2日〜3日)の講師はGNK代表の白坂和美さん
第2回(2024年1月20日〜21日)の講師はフォーカシングの第一人者であり関西大学大学院教授の池見陽さん
第3回(2024年2月17日〜18日)の講師はMr.ゲシュタルト百武正嗣さん
です。
2.ヒロゲシュトゲシュタルトトレーニング
【日程】2024年4月〜2025年3月
【場所】東京・大阪・鹿児島・オンライン
【主催】野妻裕美
*ゆるゲシュのしほが運営に関わっています。「難解とも言われるゲシュタルトの理論と自分に向き合うワークの時間をしっかり取っています。仕事や生活にゲシュタルトを活かせるようなプログラム、『自分がどう生きていきたいか』を改めて向き合える場を提供します。濃い参加メンバーと濃い一年を過ごしませんか。しほ
3.ゲシュタルトグループ療法ワークショップ(2024)京都1日間
【ファシリテーター】 ピーター・コール、デイジー・リーズ
【日程】2024年5月15日 9:30 – 16:30
【場所】京都府京都市中京区突抜町126 ちおん舎
【主催】日本ゲシュタルト療法学会
このワークショップでは、個人と人間関係の成長を促すためのゲシュタルトグループセラピーを体験し、グループをファシリテートする方法を学んでいきます。
メンバー一人ひとりが成長し発達していくためには、何をどうしていけばよいのか?グループプロセスの力を活用する理論と、ファシリテーションの実践=具体的な”やり方”を学ぶトレーニングです。
グループ療法をファシリテートしていくことにご興味がある方や、あらゆるグループをリードしていく立場の方、グループとのかかわりに課題や悩みを抱えていらっしゃる方など、幅広い分野からのご参加をお待ちしています。
お問い合わせ等は、それぞれの主催までお願いします。
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