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大阪や神戸・芦屋のグループセラピー・カウンセリング|関西でゆる~くゲシュタルトセラピーを学んだり、体験会を開催しています。 LIFE IS A JOURNEY!
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皆さまこんにちは。
昔々、日本では虹が現れた場所に市を立てなければならないという風習があったそうです。
虹は古代から、龍や蛇、水の神様として信仰され、富をもたらすものだと考えられてきました。
こうした象徴性を背景に、天の橋である虹を渡って神様や精霊がやってくるから、
その神々を迎えるために市を立てるのだ、と民俗学では解釈されているようです。
虹はたくさんの色彩が含まれている現象です。
さまざまな色が虹という現象には含まれています。
LGBTのシンボルがレインボーカラーなのも、
「世界にはたくさんの色があるよね、あっていいよね」
というメッセージが込められているのでしょう。
分離していたはずの色々なカテゴリーの存在や現象が、
日常の「これはこういうもんだ」を超えて結びつく場が虹であり、
市なのだと考えることができるかもしれません。
「場を立てる」のも、虹や市と似たところがあるでしょうか。
人と人が真剣に対話する場
自分と向き合う場
成長や変化を実感できる場
多様な感性や思考と交じわえる場
ただほっとする場
ゲシュタルト療法の「場」はそんな時間と空間を与えてくれます。
「男はこういうもんだ」
「女はこういうものだ」
「家族ってこうあるものだ」
「父親は、母親は、子供はこうあるものだ」
私たちは、さまざまな「こうあるものだ」「こうすべきものだ」に縛られています。
そういったカテゴリーに守られているのも確かですが、
ときどきはその縛りを脱いで、同じく日常のしがらみから離れた他者と関わりながら、
生身の自分がどう感じていて、どうしたいかということに目を向けてみるのもいいかもしれません。
一期一会、「今、ここ」の出会い、多様な存在の出会いをできるだけ、大切にしようするのがゲシュタルト療法です。
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