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10月12日(土) ゲシュタルトセラピー・ワークショップのご案内 神戸・芦屋・大阪・京都

  夏の暑さが過ぎ去り、涼風を感じる季節となりました、と書きたいところですが、まだまだ暑い日が続きますね。 皆さまお障りなくお過ごしでしょうか。 10月のゲシュタルトセラピーのご案内です。 前回は、通常のセッションの前に、ゲシュタルトセラピーの業界でも注目度が高まっている、「ポリヴェーガル理論」について学びました。その時、自律神経を整える方法として、野口体操を行いました。ただ、前回は、イスに座ったままの姿勢でできる野口体操に限定されてしまったので、もう少し、しっかりと野口体操をやってみたいというお声をいただきました。 そこで、今回も、ポリヴェーガル理論の続きとして、畳の部屋で行う野口体操体験も行いたいと思います。心も体も緩む、心地いい体験になると思います。お気軽にご参加ください。 参加者それぞれの物語を持ち寄って、いろんな色を感じながら一枚の絵を描くような時間にできたらいいですね。 ご参加お待ちしております。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ゲシュタルト療法とは?  他の心理療法のように過去に原因を求めたり分析や解釈をせず 人間としての存在に重点をおいて「今、ここ」で起きていることに 焦点を当てるところに特徴があります。 ゲシュタルトセラピーでは、 「今、ここ」でのあなたの自然な「気づき」に 焦点を当てることを通して、 本来の自分自身を取り戻していきます 安心・安全な場所でゆったりと、あるがままの自分と出会う そんな幸せをグループで味わってみませんか。 *** こんな人におすすめです  ・職場の人間関係で悩んでいる方  ・子育てや結婚生活がうまくいかないと感じている方  ・自分を責めることを止めたいと思っている方  ・恋愛に悩んでいる方 ・何かわからないけど、モヤモヤしている方 ・今後の人生について、ゆっくりと考えてみたい方 2024年10月12日(土) 13時00分~17時00分(受付開始12時50分)  参加費:1,000円 場所 京阪神間(申込時にお伝えします) 主催: ゲシュタルト療法サークル ゆるゲシュ  https://yuru-gestalt.blogspot.com/  ゲシュタルト療法のトレーニングを受けた仲間が中心となって、 皆がゆったりと集う場を作っています お申込、お問い合わせはこちらのアドレ

アダルトチルドレンとゲシュタルト療法ー神戸・芦屋のグループカウンセリング

1. アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレン(Adult Children)とは、子ども時代に家庭や環境で心理的なトラウマや健全な成長を阻害するような経験を持っている成人のことを指します。

アダルトチルドレンは、子ども時代に不安定な家庭環境、虐待、放置、家族の中での役割の固定化など、精神的な傷を負った経験を持ちます。これらのトラウマが、大人になっても彼らの心理や行動に影響を与えることがあります。

2. アダルトチルドレンの特徴と生きづらさ

アダルトチルドレンの特徴と生きづらさは、子ども時代のトラウマや心的な傷が大人になっても影響を及ぼすことに起因しています。以下に具体的な特徴と生きづらさについて詳しく説明します。

子ども時代のトラウマと影響:

   アダルトチルドレンは、子ども時代に経験したトラウマや心的な傷が、大人になっても感情や行動に影響を与えることがあります。これらのトラウマは、虐待、家庭内の不安定さ、親との関係の問題など様々な要因によって引き起こされます。子ども時代に受けた傷が未解決のまま成人すると、その後の生活に深い影響を及ぼすことがあります。

自己受容の困難さ:

   アダルトチルドレンは、子ども時代に否定的なメッセージを受け入れたり、愛情が不足していたりしたため、自己受容が難しい場合があります。自分を受け入れることができず、自己否定や自己嫌悪の感情が強まり、自己肯定感が低下してしまうことがあります。これによって、自己の価値を認めることや自己愛を持つことが難しくなります。

対人関係の難しさ:

   アダルトチルドレンは、過去の対人関係の傷が現在の人間関係に影響を及ぼすことがあります。過去の経験から、信頼や親密さを築くことに対して警戒心を持ち、他者との関係性において問題を抱えることがあります。これによって、健全な人間関係の築き方が難しくなり、孤独感や孤立感を抱えることがあります。

自己責任と自己規律の欠如:

   子ども時代に適切なガイダンスやサポートを受けられなかったアダルトチルドレンは、自己責任や自己規律の欠如を抱えることがあります。過去の環境によって、自己の行動に対して責任を持つことや生活を自己管理することが難しくなります。その結果、仕事や学業、日常生活の中での課題や目標の達成が困難になることがあります。

感情の抑制と爆発:

   アダルトチルドレンは、トラウマ体験や感情的な傷が癒えていないため、感情の抑制や爆発を経験することがあります。過去の傷が引き起こす感情を適切に表現できず、感情を押し込めたり爆発させたりする傾向が見られます。ストレスやトリガーによって感情が制御できなくなることがあり、感情的なコントロールが難しい状況に直面することがあります。

これらの特徴と生きづらさを理解することで、アダルトチルドレンへの支援やゲシュタルトセラピーの効果的なアプローチを模索することが重要です。ゲシュタルトセラピーは、こうしたアダルトチルドレンの特性に焦点を当て、現在の感情や体験を大切にすることで、自己理解や成長を促す手助けを提供します。

   - 子ども時代のトラウマと影響:アダルトチルドレンは、子ども時代に経験したトラウマや心的な傷が、大人になっても感情や行動に影響を与えることがあります。例えば、虐待、家庭内の不安定さ、親との関係の問題などが挙げられます。

   - 自己受容の困難さ:アダルトチルドレンは、子ども時代に否定的なメッセージを受け入れたり、愛情が不足していたりしたため、自己受容が難しい場合があります。自己否定や自己嫌悪の感情が強まり、自己肯定感が低いことがあります。

   - 対人関係の難しさ:アダルトチルドレンは、過去の対人関係の傷が現在の人間関係に影響を及ぼすことがあります。信頼や親密さを築くことが難しく、対人関係でのトラブルや孤独感を経験することがあります。

   - 自己責任と自己規律の欠如:子ども時代に適切なガイダンスやサポートを受けられなかったアダルトチルドレンは、自己責任や自己規律の欠如を抱えることがあります。自己の行動に責任を持つことが難しく、生活の中での課題や目標の達成が困難になることがあります。

   - 感情の抑制と爆発:アダルトチルドレンは、トラウマ体験や感情的な傷が癒えていないため、感情の抑制や爆発を経験することがあります。感情を適切に表現することが難しく、ストレスやトリガーによって感情が制御できなくなることがあります。

3. ゲシュタルトセラピーのアプローチ

ゲシュタルトセラピーのアプローチは、個人の感情や体験を大切にし、現在の瞬間に焦点を当てることが特徴的です。以下に詳細を記します。

ゲシュタルト療法の基本原則:

   ゲシュタルトセラピーは、フリッツ・パーズらによって提唱された心理療法であり、個人の内なる体験に目を向けることを重視します。過去の経験だけでなく、現在の感情や思考、行動にも注目し、クライエント自身の「ここと今」に焦点を当てます。過去の出来事に取り囲まれるのではなく、現在の状況と感情に向き合うことで、自己理解や成長を促すアプローチです。

身体(ソマティック)志向の重要性:

   ゲシュタルトセラピーでは、身体的な感覚や感情の表現にも特に重点を置きます。身体が持つ知恵や情報を尊重し、感情の解放や処理に役立てることを強調します。クライエントは感情を身体で感じ取ることで、過去のトラウマを処理し、新たな気づきを得ることができます。身体と心のつながりを大切にすることで、内面のリソースを活用して問題解決や成長を促進します。

今ここに焦点を当てるアプローチ:

   アダルトチルドレンが持つ過去のトラウマや生きづらさに対して、ゲシュタルトセラピーでは現在の感情や行動に焦点を当てることが重要です。過去の経験と現在の感情・行動のつながりに目を向けることで、自己理解を深め、自己のリソースを発見します。クライエントが「ここと今」に意識を向けることで、過去の傷から解放され、自己成長やポジティブな変化が起こる可能性があります。

ゲシュタルトセラピーは、アダルトチルドレンに対しても効果的なアプローチとして知られており、過去のトラウマと現在の感情や行動のつながりを理解することで、回復と成長を促すサポートを提供します。クライエントの内なるリソースを活用し、自己受容や対人関係の向上、トラウマの処理などを促進することがゲシュタルトセラピーの目的となります。


4. ゲシュタルトセラピーがアダルトチルドレンにもたらす効果

ゲシュタルトセラピーがアダルトチルドレンにもたらす効果は以下のようになります:

自己受容と自己理解の促進:

   ゲシュタルトセラピーは、アダルトチルドレンが自己を受け入れ、理解することをサポートします。過去のトラウマや傷を受け入れつつ、現在の自己と向き合い、自己成長を促進します。クライエントは自分自身を否定するのではなく、ありのままの自己を受け入れることで、自己受容感や自己肯定感を高めることができます。


対人関係の向上:

   ゲシュタルトセラピーでは、対人関係の模式化や過去の関係に焦点を当てることで、より健全な対人関係を築くサポートをします。過去の対人関係での傷が現在の人間関係に影響を与えている場合、それを理解し、より良いコミュニケーションや相互理解を促進することが重要です。

セルフリソースの発見と活用:

   アダルトチルドレンの持つ内在的なリソースを見つけ出し、生きる力や創造性を引き出すことを支援します。ゲシュタルトセラピーでは、クライエントが自己の内に持つポジティブな面や強みを見つけ出し、それを積極的に活用することを促します。これによって、自己成長や変容が促されます。

トラウマの処理と回復:

   ゲシュタルトセラピーは、アダルトチルドレンがトラウマを処理し、回復するための手助けをします。過去のトラウマに対して積極的に向き合い、その感情を解放するプロセスを支援します。トラウマの処理によって、過去の傷から解放され、感情的なブロックが解消されることがあります。

5.アダルトチルドレンのためのゲシュタルトセラピー

アダルトチルドレンのためのゲシュタルトセラピーの実践例は以下のようになります:

セッションの進行と内容:

   ゲシュタルトセラピーのセッションでは、クライエントとセラピストが共に現在の感情や体験に焦点を当てます。セッションは通常以下のように進行します。

   - チェックイン:クライエントがその日の感情や状況をシェアし、セッションの始まりを確認します。

   - 現在の感情や体験への焦点:セラピストはクライエントの現在の感情や体験に焦点を当て、感情の表現や感覚を促します。例えば、「今の気持ちはどうですか?」、「どのような感情が湧いてきますか?」といった質問が行われます。

   - 体の感覚への意識:セラピストはクライエントに体の感覚に意識を向けるよう促します。感情が身体にどのように現れるか、どの部分に感じるかについて探求します。

   - 非言語的な表現の促進:言葉だけでなく、身体の動きや表情などの非言語的な表現を通じて感情や思考を表現することが奨励されます。

エクササイズやテクニックの紹介:

   ゲシュタルトセラピーでは、クライエントが自己の感情や体験に気づくためのさまざまなエクササイズやテクニックが用いられます。以下に一部の実践例を挙げます。

   - 空椅子(エンプティ・チェア)のテクニック:クライエントは自己の異なる感情や人間関係の側面を、空いた椅子にイメージして表現します。自己と他者との関係性や対話を模擬することで気づきを得ることができます。

   - ダイアローグテクニック:クライエントは自己の感情や対人関係について、セラピストとの対話を通じて探求します。セラピストは適切な質問やフィードバックを通じてクライエントの気づきをサポートします。

   - ビジュアリゼーション:クライエントはイメージを通じて過去のトラウマや感情を探求します。具体的な場面や出来事を思い浮かべることで、感情の理解や処理を促進します。


これらの実践によって、アダルトチルドレンは自己の内面を探求し、トラウマの処理や自己成長に向けた変容を促進するサポートを受けることができます。セラピストとの共同作業によって、クライエントは自己理解や自己受容の増進、対人関係の向上などを実現する可能性があります。


6. アダルトチルドレンの回復とサポート

専門家との協力の重要性:

   アダルトチルドレンが回復と成長を遂げるためには、専門家のサポートを受けることが大切です。心理療法やカウンセリングを受けることで、過去のトラウマの処理や自己受容の促進、対人関係の改善などが可能となります。専門家はクライエントの感情や体験に敏感に寄り添い、適切なアプローチで支援を行います。アダルトチルドレンは自分自身だけでは解決できない問題や感情を抱えている場合が多いため、専門家との協力を通じて健康的な変容を達成することができます。

コミュニティやグループの支援活動:

   アダルトチルドレンが他者とのつながりを持つことで支え合い、共感を得る場を提供するコミュニティやグループの重要性は高まっています。アダルトチルドレン同士が集まるサポートグループや専門家主催のワークショップなどがあります。これらの場では、同じような経験を持つ人々との交流が可能となり、感情の共有や理解が行われます。グループの中で自己を表現することで、孤立感の軽減や共感の受け入れが促進されます。

   コミュニティやグループの支援活動は、アダルトチルドレンが自己受容や成長に向けたサポートを受ける場として重要な役割を果たします。同じ経験を共有する仲間とのつながりは、回復のプロセスにおいて励ましや支えとなることがあります。また、グループ内での共通の目標やテーマに向けた活動やトレーニングが行われることで、自己成長を促進する効果も期待できます。

  

7.自助グループとゲシュタルトグループセラピーの違い

アダルトチルドレンからの回復のために、自助グループに参加する人も多くいます。

自助グループとゲシュタルトグループセラピーの違いはなんでしょうか?


自助グループ:

   - 特徴:自助グループは、特定のテーマや共通の経験を持つ個人が集まり、お互いに支援し合うグループです。専門家の参加はなく、参加者同士が共感や経験を共有することに重点が置かれます。代表的な自助グループにはアルコホーリクス・アノニマス(AA)、ナルコティクス・アノニマス(NA)、アダルトチルドレン・オブ・アルコホリックス(ACoA)などがあります。

   - 目的:自助グループの主な目的は、参加者同士が互いに理解し、支え合うことによって回復を促進することです。過去のトラウマや苦境からの回復や成長を目指します。

   - リーダーシップ:一般的に、自助グループは参加者が交代でファシリテーターを担当し、グループを運営します。専門家の指導はない場合が多いです。


ゲシュタルトグループセラピー:

   - 特徴:ゲシュタルトグループセラピーは、専門のセラピストが主導するグループセラピーの一形態です。ゲシュタルト療法の原則に基づいて行われ、参加者が自己の成長と発達に焦点を当てます。過去の経験に加えて、現在の感情や行動にも注目します。

   - 目的:ゲシュタルトグループセラピーの主な目的は、参加者が自己理解を深め、感情や行動のパターンに気づくことによって成長や変容を促進することです。対人関係や自己受容の向上も目指します。

   - リーダーシップ:専門のゲシュタルトセラピストがグループをリードし、適切なサポートやガイダンスを提供します。


違い:

- 参加者の役割:自助グループでは参加者同士が主体的に関わり、経験を共有し合います。一方、ゲシュタルトグループセラピーでは専門のセラピストが参加者を導きながらグループを運営します。

- プロフェッショナルの関与:自助グループには専門家は含まれませんが、ゲシュタルトグループセラピーは専門のゲシュタルトセラピストが指導します。

- 目的と焦点:自助グループは共感とサポートを通じた回復を目指しますが、ゲシュタルトグループセラピーは自己理解や成長、対人関係の向上を重視します。

8. まとめ

アダルトチルドレンの回復と成長の可能性はゲシュタルトセラピーを通じて大きく広がります。アダルトチルドレンが抱える過去のトラウマや感情的な傷をゲシュタルトセラピーのアプローチによって受け入れ、理解することで、自己受容と自己理解の促進が可能となります。また、対人関係の向上やセルフリソースの発見と活用によって、アダルトチルドレンは健康的な成長と変容を達成する道が拓かれます。

ゲシュタルトセラピーの特徴である「現在の感情に焦点を当てること」「身体的な感覚への重点」「ここに注目するアプローチ」は、アダルトチルドレンにとって重要なツールとなります。過去のトラウマに囚われることなく、現在の感情や行動に目を向けることで、アダルトチルドレンは自己をより深く理解し、自己の成長と回復に向けた一歩を踏み出すことができます。

ゲシュタルトセラピーが持つ希望は、アダルトチルドレンが自己の内なる資源を発見し、セルフリソースを活用して問題を解決し、より健康的で充実した生活を築くことです。アダルトチルドレンが自己に対して優しくなり、過去の傷を癒し、自己の可能性を信じることで、より幸せな未来を手にすることができるでしょう。

アダルトチルドレンの回復と成長をサポートするためには、専門家との協力やコミュニティ、グループの支援活動も重要です。アダルトチルドレンが自己の成長に向けた道を歩む際、心理療法やサポートグループを通じて、心身の健康を回復し、より充実した人生を築くことができるでしょう。ゲシュタルトセラピーはアダルトチルドレンの成長と回復の道に希望を与える有力な手段であり、積極的なアプローチによって心の健康を促進する可能性を秘めています。 

神戸・芦屋のゲシュタルト・グループセラピー・カウンセリングのご案内

「ゆるゲシュ」は、阪神間(主には芦屋市内の集会所など)で、月に一度ほど、「ゲシュタルト・グループセラピー」を開催しているサークルです。

日本ゲシュタルト療法学会が認定するトレーニングコースを終了したファシリテーターが中心になって、2020年から定期的に活動してきました。

オープンでゲシュタルト療法のワークショップを開催するようになったのは、2021年からです。

リピーターの参加者も増えてきて、いい場が育ってきていると感じています。

ゲシュタルトセラピーでは、 「今、ここ」でのあなたの自然な「気づき」に 焦点を当てることを通して、 本来の自分自身を取り戻していきます。

・心理学や心理療法・カウンセリングについて学んで、仕事や人間関係に活かしたい

・子育てや夫婦関係で行き詰まりを感じている

・職場の人間関係や恋愛関係で悩んでいる

・「自分を責めること」や「キレる私」を辞めたい

・生きづらさを感じている、あるいは「自分らしく生きたい」と思っている

こういった方のご参加をお待ちしています。

最新のワークショップのご案内は、以下をご覧ください。

https://yuru-gestalt.blogspot.com/

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